現在、新日本プロレスで『鉄拳7 Presents BEST OF THE SUPER Jr.24』が開催されています。
これは、ジュニアヘビー級のプロレスラーが、リーグ戦で闘って最強の選手を決めよう!いうものです。
1994年から毎年開催され、夏の風物詩であるG1クライマックスと並び、人気のシリーズとなっています。
今回その中で、獣神サンダー・ライガー選手が「SUPER Jrへの参戦は、今回で最後になる」と表明しています。
獣神サンダー・ライガー選手は、昔からメディアへの露出が多く、プロレスの認知へ大きく貢献してきました。
TV番組の『しくじり先生』で知った方もおられるかもしれません。
芸人のケンドー・コバヤシさんもライガー選手の大ファンで、TVでよく共演しています。
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また、これはプロレファンならほぼ全員が知っていることなのですが、獣神サンダー・ライガーのマスクを被っている選手の正体は、山田恵一さんという方なんですよね。
獣神サンダー・ライガー選手は、『山田恵一』としてリングに上がっていた当時から、力も強く、テクニックもあったので、注目されていました。
ただ、素顔はそれほど特長のある方ではなかったので、獣神サンダー・ライガーのマスクを被らなければこれほど人気は出なかったと思います。
山田さんが獣神サンダー・ライガーとなってからは、ジュニア級のトップ選手として、長く活躍されてきました。
また、フィギュア制作が趣味であったり、親しみやすい人柄が相まって、多くの方から愛されてきました。
プロレスを心から愛している人です。
しかし、山田さんは1964年生まれで、2017年で53歳になります。
プロレスラーではもっと高齢の方もいますが、第一線で戦うのは難しい年齢でしょう。
今回、そのライガー選手のSUPER Jrへの参戦が最後ということで、SUPER Jrで闘っている選手たちは、一様にライガー選手へのリスペクトを表明しています。
ライガーは僕の一番のヒーローだ。それはどんなに時間がたっても変わらない。(ウィル・オスプレイ)
俺にとって、彼はヒーローだった。そんなマイヒーローと闘えるだけでも嬉しいのに、こうして勝ったんだ。(マーティ・スカル)
一歩間違えたら命まで持っていかれそうなぐらい強烈なもん持ってるよ!そう簡単には引退させねぇぞ!(高橋ヒロム)
私も、ライガー選手が活躍が見られなくなるのは寂しいです。
ただ、ライガー選手の試合を見ていて、正直、数年前から体力の衰えがあると感じていました。
長時間の試合には体がきついのか、フィニッシュホールド(決め技)を出すタイミングが早くなっていました。
プロレスは、格闘技とは違って、「技を魅せる」というのも一つの見所なので、すぐに試合が終わってしまうことをファンは望んでいません。
それでも、短時間で勝負をつけなければいけないほど、体力的に厳しかったのだと思います。
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それでも、ライガー選手はプロレス界の真のレジェンドだと思います。
ヘビー級の選手では、アントニオ猪木、天龍源一郎、橋本真也など有名な選手は数多くいますが、ジュニアヘビー級でこれほど有名な選手はそういないでしょう。
ライガー選手自身は感傷的になっていないとのことですが、世代交代は、ファンにはとっては寂しい事実です。
このSUPER Jrが終わっても、引退興行までは試合に参戦する可能性もありますが、体に気をつけて、がんばってほしいと思います。
引退興行は、とても盛大なものになるでしょう。
最後の対戦相手は、鈴木みのるあたりかな?
今後のご活躍を祈念しています。
2017年6月1日追記
ライガー選手、SUPER Jrの最終日インタビューで、「引退はまだ!」と仰っていました(^^;
さらに、これからもベルトには挑戦したいとのことです。
こうなったら、還暦くらいまで現役を続けてほしいですね。
早とちりしてしまい、失礼しましたm(__)m