最近、コピーライティングを本格的に学びたい気持が強いです。
その理由は、『これからの時代はコピーライティングが重要』と主張するブログやサイトを最近よく目にするからかもしれません。

とりあえず、居ても立っても居られなくなったので、『3ステップで稼げる文章術』(コピーライター高橋恵治・著)という本を読んでみました。

サブタイトルは、『たった1通で3億円』

さすがコピーライター・・・。
人の好奇心を刺激するのが上手だと思います。

さて、この本を読んだ感想ですが、「コピーライティングが万能とは言えないものの、文章術を学ぶことによって得ることは多い」という結論に至りました。

その結論を出した理由を、3つ述べたいと思います。

まず1つめは、『世の中には、商品やサービスが優れていても、コピーライティングを活用していないために集客できていないケースも多い』と考えられるためです。

最近は、どの商品もそれなりの品質を兼ね備えており、類似商品の1つがずば抜けて優れているということはあまりないように思います。

例えば、大阪の中華料理屋では、どのお店でもそれなりの味のラーメンが出てきます。しかし、美味しくても、流行っていない店も多々あります。

その理由を考えると、「商品やサービスを、コピーライティングによってブランディングしていない」ことも一つの原因であるように思います。

料理人は、職人気質や頑固な人も多く(それはいいことでもあるのですが)、『美味しければ客はついてくれる』と考えているふしもあります。

しかし、客にとっては、「あなたの店でないと満足できない。」ということは、通常ほとんどありません。

あるラーメン屋に行こうと考えていたけど、別のラーメン屋を見つけたので気が変わって止めたなんて話は、ざらにあります。

そのラーメンが、他では絶対食べられない味ではない限り、顧客はいつ離れるか分かりません。

その時に、あなたの商品やサービスを他と差別化するのは、人の気持を惹きつけるコピーライティング(=ブランディング戦略)ではないかと思います。

コピーライティングによって、「ラーメンの素材に対するこだわり」や「お店の素晴らしい経営理念」などを伝えることができます。

成功している例では、天下一品(学生のために栄養のあるラーメンを開発した)や、らーめん藤平(創業者が苦労してラーメンを開発した小冊子が店に置いてある)でしょうか。
優れたコピーライティングは、固定ファンを作る力を持っていると思います。

そのため、完全オリジナルで模倣されないサービス・商品を持たない限り、人を惹きつけるコピーライティングの能力は必須だと思いました。

2つめのコピーライティングを学ぶメリットは、『人の心の機微を学ぶことができ、日常生活やビジネスにも役立つ』という点です。

文章を書くのが仕事でない人でも、日常的に、家族や同僚・上司と会話したり、ツイッターやフェイスブックで投稿したり、LINEで友達と交流したりしていると思います。

それらは、すべて『文章』が元になっています。

話し言葉のように記録に残らなくとも、原稿用紙にペンで書かれていなくても、文章であることに変わりありません。

そのため、文章術のプロでないからと言って、適当に喋ったり、フェイスブックで愚痴などを書き殴ったりするとどうなるでしょうか。

妻の気持も考えず、自分の言いたいことだけ主張して、熟年離婚をされる夫は数多くいます。

フェイスブックで自分の言いたいことだけ書いて、自己満足している人もいます。

部下には「努力しろ!」と言うだけで、具体的な指導やコーチングが欠けている上司は、リストラの対象になるでしょう。

そのため、プロでなくても、文章術を学ぶことによって得られる「説得の技術」「共感を得るための話の流れ」「コミュニケーション能力の向上」などは、大きなメリットだと思います。

最後、3つめの理由は、『ウソとホンネを見分ける力がつく』ことです。

現代は、インターネットで簡単に世界と繋がるため、ひと昔前なら無かったような詐欺も多くあります。

詐欺を働く人物というのは、コピーライティングの技術を悪用して人を騙すことがあります。

あなたは、そのような詐欺師に絶対に騙されない自信はあるでしょうか。

コピーライティングは、人の心を豊かにすることもありますが、人を洗脳する力も持っています。

コピーライティングの知識がない場合、勘のいい人でなければ、簡単に詐欺に遭ってしまうおそれもあると思います。

純粋な心を持った人は好きなのですが、詐欺師に「いいカモ」にされてしまっては大変です。。
「純粋さ=世間知らず」ではいけません。

そのため、コピーライティングの技術を学ぶことによって、世の中のウソとホンネを見分ける力がつくのではないかと思いました。

以上が、「コピーライティングが万能とは言えないものの、文章術を学ぶことによって得ることは多い」と考えた3つの理由でした。

『3ステップで稼げる文章術』は、とても読みやすく、コピーライティングの基礎が書かれています。
中学生でも難なく読めるでしょう。

また、著者は、『1つのセールスレターで3億円の売上を叩き出した経験がある』とのことですが、その文章術の秘訣は意外なほどシンプルでした。

ネタばれになってしまうので、興味のある方は読んでみてください。
きっと、色々と参考になるところがあるのではないかと思います。

以上、『3ステップで稼げる文章術』の書評でした^^

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