仕事を探すときに大切なのは「自分にはどういった仕事が向いているか」を考えることです。
体が弱いのに肉体労働をしても長く続きませんし、細かいことが苦手なのに事務仕事を選ぶと後悔します。
そのため、以下のような会社の選び方は危険です。
- 友達も志望している企業だから
- テレビでCMをよく流しているから
- 横文字の職業で格好良いいから
- 親に勧められたから
もちろん、自分が通える範囲にどういった会社があるか、その会社や業界の評判はどうやったら調べられるか、などの外部的な分析は大切です。
しかし、まずは自分に次のようなことを問いかけてみてください。
- 自分がこれまでやってきたアルバイトで何が楽しかったか
- どういう時に自分はやりがいを感じるのか
- 自分が持っている資格をこれから生かしたいか(英検、簿記など)
- 友人から「◯◯の仕事は向いてそう」と言われたことがあるか
- これからどんな風にキャリアを積み重ねていきたいか
そのように自分を分析して選んだ仕事なら、簡単に辞めてしまったり、やりがいを全く感じないといったことはありません。
しかし、自己分析をするときの注意点があります。
それは、考えすぎて動けなくなることです。
就職や転職活動をする時期は、残念ながら皆さんの自己分析が終わるまで待ってはくれません。
活動する時期が来たら、否応でも動かなければ、タイミングを逃すこともあります。
そのため、完全に自己分析はできないものと割り切り、就職・転職活動を始めることも大切です。
行動すれば、いくら考えても分からなかったことに気づく場合があります。
アントニオ猪木の座右の銘として、以下の言葉はよく知られていますが、自己分析にもこの言葉はピッタリです。
この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ。
自分探しをするため就職・転職活動をしないという人もいますが、自分探しは会社勤めをしながらでも充分可能です。
会社に入ったからといって、その会社に一生勤める必要はありません。
会社に入るよりもやりたいことがあるなら、会社に入らないのも一つの道ですが、社会人として働くことで新たな自分を発見することもあります。
自己分析を重視しすぎて、「自分が何をしたいのか分からないから動けない(=働かない)」といった結論にならないように注意してください。
悩んだときは、思い切って行動するのも一つの方法ですよ。