あなたは人前であがってしまい、話したいことをうまく伝えられなかった経験はないでしょうか。
話し方の順番を間違ってしまうと、面白い話も台無しになってしまいます。
日常生活やビジネスなど、人前で話す場合は、話し方一つで相手の反応が違ったものになります。
支離滅裂な話をしてしまい、友人や上司からの評価が下がることは避けたいものです。
話が面白いと言われるためには、いくつかの型があります。
話術の型を覚えることで、あがり症や話下手の改善につながることが期待できます。
この記事では、つまらない人間と言われないようにするためのコツを解説します。
目次
起承転結は万能のテクニックではない
もしかすると、あなたは「起承転結を使って話しなさい」と教わったかもしれません。
しかし、『起承転結』は、常に使える万能の話し方ではありません。
起承転結は、小説を書く時や何かのエピソードを話すときなどに使うことはできます。
しかし、起承転結は話が長くなりがちのため、ビジネスなど簡潔さが求められる場では使いづらいです。
そのため、無理をして起承転結を使う必要はありません。
話し方の基本は、まず要点・結論を述べること
上手に話すための基本的なコツは、「まず要点・結論から述べる」ことです。
要点や結論を最初に伝えることで、話の軸が定まり、相手が話をイメージできるようになります。
「前置きばかりで何を言いたいのか分からない」と思われてしまっては、身も蓋もありません。
要点を先に伝えることで、相手の反応を探ることもできます。
なお、結論は手短にまとめるよう工夫してください。
結論が長くなっては意味がないので、何を伝えたいのか端的に表現することが大切です。
結論や要点をまず述べることで、自分も安心して話すことができます。
そのため、人前で話すときには、まず要点・結論を述べられることをお勧めします。
プレゼンテーションで使える三段階法とは
プレゼンテーションなどの場で使えるテクニックとして、三段階法という話法があります。
三段階法は、序論(テーマの概略)→本論→結論に添って話す方法です。
三段階法は次のように使います。
まず、序論ではテーマの概略(要点)を話し、『これから何を話すか』を相手に理解してもらいます。
新開発した商品について話すなら、「これから新製品の**について話します。」
概念的なことについて話すなら、「今日は準備の大切さについて話します。」といった具合です。
「つかみの言葉」を入れると、相手との距離感が近くなる効果も期待できます。
「慣れないものでお聞き苦しい点もあるかと思いますが、よろしくお願いします。」といった簡単な挨拶でも、緊張を和らげる効果があります。
次に本論では、「3つのポイント」「5つの改善点」など、数字を入れて話すと内容がまとまりやすくなります。
聞き手も頭が整理できるため、ポイントを分けて話す方法はお勧めです。
聞き手を納得させるデータや事実があると、より説得力を増すことができます。
最後に、結論は話の肉付けが全て終わってから提示します。
肉付け(本論)が足りないと、プレゼンテーションは失敗する確率が高くなります。
本論で説得力のある話ができ、「このデータや事実ならこの結論しかないだろう」と思わせられれば成功です。
説得やプレゼンテーションをする場合は、三段階法を使われることをお勧めします。
まとめ
話をする際は、原則として、要点・結論を先に伝えるようにしてください。
プレゼンテーションなどでは、序論(テーマの概略)→本論→結論に添って、三段階法を活用します。
これを心がけるだけでも、話下手やあがり症が改善することが期待できます。
以上、話が面白い人になるための話術でした。