私は20歳の女性で、現在は大学に通っています。

私はテレフォンオペレーターのアルバイトを始めた高校の頃から、プレッシャーと仕事内容の影響を強く受けた事によって、徐々にあがり症になりました。

 

電話対応時にお客様への案内や説明が、しどろもどろのオロオロした口調になってしまいます。

緊張して頭が混乱し易くなるせいで、「えーっと、あーっと、そのー」という言葉が出てしまう事が多々ありました。

 

お客様からは、「あなたの話し方じゃ内容が分からない!他の方に代わって!」と度々言われました。

上司からも、「理路整然と落ち着いて話して下さい。」と、注意を受けることがプレッシャーを増します。

 

クレームと注意の後は「気をつけなきゃ!仕事中だから一刻も早く落ち着かさせたい!」と強く思ってしまうので、徐々に動悸が早くなり、呼吸も浅くなります。

そうなると、さらに症状が強く出てしまうという悪循環に陥りました。

 

私は、改善したくてたまらなかったので、当時、いくつかの対策を試みました。

例えば、職場で緊張のスイッチが入り始めたと気付いた際には、すぐにお手洗いに行くように心掛けました。

 

手首にアロマオイルを塗り、トイレに座り、アロマオイルを深く吸い込みながら、深呼吸を何度も繰り返しました。

この方法は、症状が出始めたばかりのタイミングに限っては、私には効果があり、お手洗いでの深呼吸を済ませた後は、落ち着いて電話対応が出来ました。

 

しかし、仕事柄、症状が出る度に、一日に何度もお手洗いに行くことはできません。

また、この方法は対処療法にはなりましたが、根本的な改善には結びつきませんでした。

 

最終的に、心療内科にて、レキソタン2ミリ1日3錠を頓服として処方してもらいました。

 

仕事が始まる30分前と、仕事中に症状が出始めた際に、レキソタンを飲むように、お医者さんから言われました。

服用を始めた初日から、緊張のし易さに効果が表れ、徐々に落ち着いて電話対応が出来るようになれました。

 

頓服の安定剤がある事が、「いざとなれば薬が味方をしてくれるから、大丈夫!」という、お守り代わりにもなっていたので、その心理的作用も、改善に繋がったと思います。

お手洗いでの深呼吸と薬の効果で、結果的に、私は、職場の症状に苦しむ事からは、かなり解放されました。

 

今は、深刻な言い争いの際には、症状が多少出てしまっています。

しかし、以前と比べるとあがる回数も少なくなり、学校での発表でも「堂々と話している」と言われるようになりました。

 

あがり症は一種の病気だと思いますので、苦しいなら、一度心療内科を受診されることをお勧めします。

 

しかし、薬を常用すると、耐性が出来て効果が薄れていくため、薬の量が増えていくこともあります。

薬が多いと飲むのも大変ですし、薬を減らしたり止めようとしても、離脱症状で辛くなります。

 

私は今では薬の他にセラピーも受けていますが、セラピーで改善されれば減薬する予定です。

あがり症から解放されてあなたが楽しく人生を送れることを願っています。(※口コミ体験談)

 

→あがり症を改善するための講座を紹介

 

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