今から5年前に、築25年の戸建て住宅の浴室リフォームを行いました。
それまでは、在来工法の浴室で、タイル張りだったためカビなども気になっていました。
浴槽も深く、小さいサイズでしたので、高齢になってきた両親には負担です。
そのため、浴室の深さ・サイズ・またぎやすさに配慮したバリアフリーリフォームをすることにしました。
まず、私たちがポイントとしたのは、浴室暖房があり、サウナ、浴室乾燥もついていることでした。
高齢者には、寒い日の入浴はとても注意が必要なものです。
ニュースでもご存知のように、寒い脱衣所から熱い湯船に移動するときの「ヒートショック」問題があります。
温度変化が激しいと、場合によっては脳出血や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こすおそれがあるというものです。
そのため、まず 浴室暖房をつけることを条件にしました。
幸い、最近のユニットバスは、浴室暖房などは普通についているようで、私たちが選ぶのは、色や材質などでした。
その他、高齢の両親(将来の自分たち)のために、浴槽のサイズも負担のないものを選びました。
まず、浴槽をまたぎやすくするため、浴槽の縁の高さは理想的な40cmとしました。
次に、浴槽の長さは110cm~130cmがいいとのことで、110cmのものを選びました。
私はもう少し長い浴槽が良かったのですが、つま先が浴槽の壁に届かないと、高齢者は足を滑らせる心配があるようです。
材質に関しては、私は特に希望はありませんでしたが、父親はどうしても大理石調のデザインがよいと言い張りました。
そのため、平均的に100万~120万円と言われる浴室リフォーム工事が、総額約170万円になってしまいました。
私たちが依頼した業者は、地元でも評判の業者です。
友人が以前依頼して感じがよかったということを聞いていたので、そこにお願いしました。
担当の方も、電気やガスなどの専門知識が豊富で、親切な方でした。
見積額も相場の金額だったので、安心して依頼することができました。
いよいよ浴室のバリアフリー工事が始まり、今まで数十年もお世話になった浴室が壊されていく様は、少し悲しいものがありました。
しかし、浴室床下が腐食しているのが見つかり、その時にリフォームをしてよかったと思いました。
当初、工事の期間は1週間ほどといわれていましたが、床下の補強工事が追加されたため、結局9日ほどかかりました。
その間は家族で銭湯に通いました。
新しくできた浴室は、クリーム色の明るい浴室です。
それまでは水色のタイルと浴槽の浴室だったので、寒い印象がありました、同じスペースなのに広く感じるようになりました。
浴槽も、一回り大きくなり、浅くなったので、入るのにも負担もなく、両親も大変よろこんでいました。
特に、今までは冬はかなり寒く、1番風呂はかなり心臓にも負担をかけるほどでした。
浴室暖房を事前につけて、少し浴室のドアを開けておけば、脱衣場も暖まるので、冬のお風呂も快適に入ることができるようになりました。
なによりも、雨の日は浴室で洗濯物を乾かすことができます。
洗濯物がかび臭くなることもなく、カラッと乾かすことができるようになったのは、リフォームをしてよかったと思える点です。
浴室リフォームで安さだけで業者を選んでしまい、結局失敗してしまったという話もよく聞きます。
そのため、値段だけで選ばずに、工事経験が豊富で、地域密着型の業者に依頼するというのが、私の経験ではおすすめです。
新しくなった浴室は、カビも生えずらく、お手入れも簡単になったので、リフォームをして本当によかったです。