今回は、私達夫婦が始めて買ったセミオーダーの新築一戸建ての話です。
当時、私たちは、住宅に関する知識がほとんどありませんでした。
そのため、設計の打ち合わせ段階で、営業担当者や設計士の方が言われるがままに、設備や間取りも決めてしまいました。
問題は、床暖房が欲しいと希望したところ、「断熱材が入っているから大丈夫」と押し切られたことです。
プロが言うならと信じて床暖房を諦めたのですが、いざ家が完成し住み始めると、冬場は床が冷たく後悔。
結局、小さな子どもがいたこともあり、築1年で床暖房設置のリフォーム工事をお願いする事にしました。
建設業者に床暖房の工事をお願いすると、想像していたより高額な150万円という見積を提示されました。
そのため、自分たちでネットでリフォーム会社を探すことに。
3社から相見積もりを取り、信頼のおけそうな会社に電気式床暖房の設置工事を依頼しました。
金額は、約90万円であったため、私たちは安くなったことに喜びました。
打ち合わせ段階では、リビング・ダイニング・キッチンで計16畳程なので、一日で工事が終わるとのこと。
また、現在のフローリングの上に、同じ色目で新たな床を重ねるとの説明を受けました。
工事中はリビングが使用できないので、子供と外出したりして暇を潰しました。
その後、自宅に戻り工事途中の床を見ると、なんと全く違う色の床が貼り付けられていました。
「床の色が違う」と現場の方に伝え、その旨を会社の方に連絡して貰いました。
どうも会社の方と現場の方で、上手く伝達が出来ていなかったようです。
長く住む家なので、どうしても床の色が違うことには納得できませんでした。
結局、工事をやり直してもらう話になりました。
しかし、現場監督からは、今回貼りつけた床と元々の床をはがさないと工事が出来ないと言われました。
さらに、工事は一週間以上かかり、その間家に住む事は出来ないそうです。
工事をやり直して欲しい私達と、そのままで突き通したい工事会社で、なかなか話がまとまりませんでした。
最後には工事ミスを認めて下さり、工事会社がホテルを用意してくれることになりました。
工事中の一週間、ホテル住まいをしながら主人は会社へ、私は子供をホテルから幼稚園に送迎。
工事が終わると、床の色も希望通りの物になっており、ようやく全てが完了しました。
しかし、本当に大変な一週間でした。
今回の問題点は、工事の会社の方や現場の方を信用しすぎたことでした。
工事の直前に再度床の色目を確認したり、コミュニケーションをもっと取ることが必要だったのではないかと思います。
このような話もありますので、リフォームでは注意してくださいね。