このブログは占いもテーマにしているので、若い方たちも多くご覧になっています。

今回は、若い方々に、詐欺に騙されないためのアドバイスをさせていただきます。

 

私の若い頃は、生きる意味や人間関係に悩むことが多々ありました。

占いで何とか解決できないかと考え、プロの占い師に数十万の授業料を払って本格的な占いを学んだこともあります。

 

授業料は安いと言えない金額でしたが、私が教わった占い師さんはきちんとした方でしたので、後悔はしていません。

しかし、今でも、『世の中にどんな人がいるか分からないのに、よく高額なお金をすんなり出したな』と思うことがあります。

 

その占い師と自称する人が、霊感商法などの詐欺を働く人だったら、私はいまどうしていたでしょう。

もしかすると、利用され、名を汚されて地位も名誉もなくなり、生きる気力を奪われていたかもしれません。

 

人は、悩んでいるときは藁にもすがる思いですので、詐欺に騙される確率が非常に高くなります。

特に占いというのは目に見えない価値を提供するため、詐欺を働いて大金をせしめようとする者が多くいる世界です。

 

基本的に、詐欺師は口がうまいです。

驚くことに、普段は1000円のランチを頼むかどうかさえ迷うような倹約家にさえ、数万、数十万のお金を出させることができます。

自分は慎重で保守的な人間だと認めている人も、詐欺師にかかれば赤子同然です。

 

悩んでいる人は、『この苦しみから早く逃れたい』という気持が強く、ある意味判断力が低下している状況です。

詐欺師にとっては格好の餌食といえます。

 

騙されてしまった場合、お金を失い、人間不信にもなり、いいことは何もありません。(社会勉強になった、というのは言い訳です)

 

人の悩みにつけ込む詐欺には、若い方は特に注意してください。

若い人は、いい意味でも悪い意味でも純粋です。

そのため、詐欺師がおかしな発言をしても、騙されていることに気づかない場合が多々あります。

 

誤解を恐れず言わせてもらえば、ネットでお金が絡む場合、皆さんが思っている以上に詐欺を働こうとしている輩は多いです。

 

占いに限らず、FXや株、ネットビジネスなどの儲け話も同様です。

金額は小さくても、ネットショッピングでさえ詐欺を働こうとする人はいます。

 

では、どのようにしたら詐欺に騙されないで済むのでしょうか。

一番の対処法は、悲しいことではありますが、まずは『人を疑う』ことです。

 

儲け話や自分にとって都合のいい話を聞いた場合、それは一般常識で考えておかしくないかを考えます。

信頼できる人がいれば相談することです。(相談できる人がいないから悩むのですが)

 

ネットでは色々な情報が載っているので、ネットで調べれば話の裏付けを取ることができると考えるかもしれません。

しかし、詐欺商品をサイトで販売しながら、同時に、その商品を絶賛するサイトを別に作って人を騙そうとするケースもあります。

 

「怪しくても、その商品を褒めているサイトがあるから大丈夫」と信じてしまっては、釣り針についたエサを食べようとする魚と同じ運命になります。

 

騙す人間が悪いか、騙される人間が悪いかといえば、騙す人間の方が悪いに決まってます。

 

しかし、ほとんどの場合、騙されても法律は力になりません。

残念ながら、巧みに詐欺を働く人間にとって、法律は抜け穴だらけの砂上の楼閣です。

 

そのため、「正しい者を法律が救ってくれる」などといった夢を見ないでください。

 

騙されても、詐欺師に強引に返金を迫ると、恐喝罪や傷害罪などに問われることがあります。

警察は民事不介入ですし、裁判は弁護士に大金を積まないと進められません。

 

法律を知らない一個人が勇気を振り絞って法廷に立っても、裁判官が味方をしてくれるわけではありません。

また、裁判に勝ってもお金が戻ってくるとは限らず、判決文が紙切れになるケースは多々あります。

 

詐欺に騙されないためのコツは、「自分の身は自分で守る」と強く決意して、行動することです。

勉強をして、よく考えて、人や物を見る目を身につけてください。

 

ちなみに、私は、占いの知識を本当に困った人のために役立てたいと考えています。

・・・と聞いて、私のことも簡単に信じないようにして下さいね。(笑)

 

疑って、疑って、疑って・・・少しずつ見極めていくようにすれば、きっと、あなたの人を見る目は養われます。

以上、詐欺に騙されないための心構えでした。

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